語り続けられる感情

 

二度目となった12月の歌舞伎座

もう二度と見ることができない

豪華キャスティング

 

この貴重な経験を

させてくれた素敵な友達に感謝♡

 

京鹿子娘道成寺」のストーリーより、

キャスティング玉三郎勘九郎(お色気)がお目当て。

 

京鹿子娘道成寺」は

道成寺に伝わる「安珍・清姫伝説」がベース。

 

内容は、思いを寄せた僧の安珍に裏切られた

少女の清姫が激怒のあまり蛇に変化して、

道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺す。

なんとも、怖い話。

 

驚いたことは、

日本最古の歴史書の『古事記』の

本牟智和気王説話に出雲の肥河における

蛇女との婚礼で語り継がれていたものであるということ。

 

古事記がつくられたのは、西暦712年。

恨みつらみがここまで語り継がれてしまう。 

 

清水建二さんから教えてもらった

万国共通の微表情は7つあるけれど、

Happiness(喜び)以外は、

Anger(怒り)、Fear(恐怖)、Surprise(驚き)

Sadness(悲しみ)、Disgust(嫌悪)、Contempt(軽蔑)と

後ろ向きな感情が多い。

 

後ろ向きな感情は、身体反応として残りやすく、

喜びは回収はしにくい。

 

自分以外の喜びを

自分のことのように喜ぶ。

 

その喜びが入るスペースを残しておけば、

喜びが跳ね返り、自分に舞い込む。

内から、外からもいただく感じが

ちょうどよいんだと思う。

 

外からも内からも喜びが入る

余裕をもつもつこと。

喜びが入る領域を

もっと増やしていきたい。

 

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